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インスタ採用の成功事例|応募が来る会社と来ない会社の違い【2026年10月】

SNS ENGINE編集部執筆:SNS ENGINE編集部
インスタ採用の成功事例|応募が来る会社と来ない会社の違い【2026年10月】

中小企業の採用担当者の方へ、先に答えを言い切ります。インスタ採用の成功事例に共通するのは、媒体の力ではなく、プロフィール・ハイライト・投稿の型が整い、応募までの行き先が1本に絞られていることです。この記事では、厚生労働省が公表した中小企業の事例、JALとサイバーエージェントの公式アカウントの作り、採用手段ごとの費用の出方、応募が来る会社と来ない会社の違い、始め方とKPI、募集投稿で守るルール、社内で抱えるか外に任せるかの見極め方までを取り上げます。

インスタ採用は成功するのか?結論を先に

先に言い切ると、インスタ採用そのものに「必ず成功する」保証は存在せず、結果は会社ごとの準備の差で分かれます。応募につながっている会社に共通するのは、プロフィールから応募先への行き先が1本に絞られていること、ハイライトに会社の情報が常設されていること、投稿が単発で終わらず続いていることの3つです。裏を返せば、この3つのうちどれかが抜けている会社は、フォロワーがいくら増えても応募という結果には届きません。

インスタ採用が向いているのは、母数の大きい若手層に会社の実態を継続して見せたい場合です。マイナビキャリアリサーチLabの調査では、2026年卒業予定の大学生のうち68.2%が就職活動でSNSを活用しており、活用しているSNSの内訳はLINE45.6%・X36.4%・Instagram32.7%・YouTube26.0%と、Instagramは主要な情報収集経路の1つになっています。一方で、企業側の対応はまだ発展途上です。同じくマイナビの調査で、企業が新卒採用の手法としてSNSを活用している割合は2021年卒の9.8%から2025年卒には21.2%まで11.4ポイント伸びているものの、2025年卒でも、新卒採用の手法としてSNSを活用している企業は21.2%で、約8割の企業はSNSを採用の手法として活用していません。

中小企業がまず比べるべき採用手段|費用のかかり方と効き方

求人票やスカウトメールと違い、インスタは「支払った分だけ即座に応募が増える」タイプの手段ではありません。まず他の手段と並べて、お金がいつ・どんな条件で出ていくのかを整理しておきます。

採用の手法

課金の起点

確認できた料金情報

効果の出方

求人媒体への掲載

掲載期間・プランを契約した時点

料金体系は媒体・プランごとに個別設定で、共通の相場を示す一次情報は見当たらない

掲載中は応募が0件でも同額の負担が続く

求人検索エンジン(Indeedなど)

スポンサー求人がクリックされた瞬間

Indeed公式が求人の掲載自体は無料で、有料のスポンサー求人はクリックされた時にのみ請求が発生し、上限予算を企業側で設定できると説明している

少額でも試せる分、求人票の質で結果が大きく変わる

人材紹介

内定・入社が確定した瞬間

厚生労働省の集計(令和6年度実績)で平均手数料率は全職種で24.0%、情報処理・通信技術者(ソフトウェア開発)は31.2%、経営・金融・保険の専門的職業は34.6%と、専門職は30%台になる例が確認できる(事業所ごとの平均で、就職件数による重みづけはされていません)

不成立なら0円だが、成立時の一括負担は重い

社員紹介(リファラル)

紹介・入社の条件を満たした時点

支給額・支給条件は各社の社内規定によるため、共通の外部データはない

現金負担は軽いが、紹介してくれる社員本人の納得感が前提になる

自社の採用サイト・採用ページ

制作を発注した時点+維持費

費用は依頼先とページ量で個別に決まり、業界共通の相場は確認できていない

立ち上げ直後は検索に出づらいが、公開後は自社の資産として残り続ける

インスタなどSNSでの発信

発信を担う人の稼働時間、または委託費

自社対応か外部委託かで金額の性質が変わる(次の章以降で解説)

単発では効果が見えにくく、続けた分だけ会社理解の蓄積として効いてくる

採用にかかる費用の全体像は、採用単価の相場(新卒・中途・アルバイト別)でも確認できます。

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インスタ採用が効く場面・効かない場面

インスタ採用が効きやすいのは、求人票だけでは伝わらない現場の雰囲気・人柄を、写真や動画で繰り返し見せられる場面です。先述のとおり就活生のInstagram利用率は32.7%あり、求人媒体を見る前後にプロフィールを確認する層が一定数存在します。ただし、同じマイナビの調査で、インターンシップ・仕事体験の企業情報を調べるときに活用した情報源は「就職情報サイト」が86.2%、「企業の公式SNSアカウント」は14.9%で、必ずチェックする情報源でも前者が80.3%、後者が9.6%でした(マイナビキャリアリサーチLab・2026年卒対象)。インスタは求人媒体の代わりではなく、求人票を補う位置づけと考えるのが現実的です。

また、マイナビの「2027年卒 大学生のライフスタイル調査」(2026年3月公開)では、就職活動で実名を伴うSNSを「活用したくない」と答えた学生が51.7%で、「活用したい」の48.3%を7年ぶりに上回りました。活用したくない理由は「プライベートなものなので見られたくないから」が66.3%で最も高く、「人事担当者に調べられたくないから」も44.2%でした。一方、就職活動でのSNSの活用方法で最も多かったのは「企業ページを閲覧」の80.0%です(マイナビキャリアリサーチLab)。学生は企業の公式アカウントを見る側として使う傾向が強いため、企業側は個人アカウントからのDMよりも、プロフィールの連絡先や採用ページへの導線を整えるほうが応募につながりやすいと考えられます。

一方で、効きにくい場面もはっきりしています。SNS採用そのもののデメリットや向かない職種は、SNS採用のデメリットと向く職種・失敗する会社の共通点で詳しく整理しています。

  • フォロワー数を増やすこと自体が目的になり、プロフィールから応募ページへの導線が用意されていない
  • 採用向けの投稿を数本作って終え、継続する体制が社内にない
  • 新卒・中途・アルバイトなど届けたい相手を絞らないまま、誰にでも当たる内容だけを発信している

インスタ採用は「出せば応募が増える」施策ではありません。狙った層に向けて発信を継続できているか、そしてそこから応募までの一本道ができているかで結果が分かれると、事前に社内で共有しておくと、あとになって現場と経営の間で評価が食い違うのを防げます。

インスタ採用のメリット・デメリット

  • メリット:求人票だけでは伝わりにくい職場の雰囲気や人柄を、写真や動画で繰り返し見せられる。費用の中心は発信する人の稼働時間で、ハイライトに情報を常設すれば、あとから見に来た人にも伝わる。
  • デメリット:発信を続ける担当者の稼働が必要。就活生には実名のSNSを採用活動に使いたくない人も多く、応募の入口をDMだけにすると取りこぼす。投稿のルールや炎上への備えが必要になる(後の章で説明します)。

応募が来る会社の条件|プロフィール・ハイライト・投稿の型

応募が来る会社に共通する作りは、プロフィール・ハイライト・投稿という3つの場所の役割を分けていることです。

Instagramのプロフェッショナルアカウントとは、ビジネスまたはクリエイターに設定でき、連絡先ボタンやインサイトなどの機能が使えるアカウント種別のことです。Meta公式のヘルプセンターでは、プロフェッショナルアカウントに切り替えると、プロフィール上部に電話・メール・道順を表示できる連絡先ボタン、投稿ごとの反応が確認できるインサイト、全体の動きをまとめて見られるプロフェッショナルダッシュボードが使えるようになると説明されています。応募の入口を「DM」だけに絞らず、この連絡先ボタンや、プロフィールに置いた採用ページへのリンクに分散させておくと、応募したい人が迷わずに動けます。

応募が来る会社の導線:投稿→プロフィール→ハイライト→採用ページ→応募

ハイライトは、24時間で消えるストーリーズを、期限を切らずにプロフィール上に残しておける機能です。Instagramヘルプセンターでも、ストーリーズをハイライトに追加すると、元の投稿が消えたあともプロフィール上に表示され続けると説明されています。「先輩社員の1日」「職場の雰囲気」「よくある質問」といった採用向けの内容をハイライトに常設しておけば、投稿を見て興味を持った人が、過去にさかのぼって会社の情報を確認できます。

投稿の型は、業務紹介・社員の声・募集要項の3種類を回すところから始めると、ネタ切れを起こしにくくなります。マイナビの調査(自由回答の頻出キーワード)では、学生が企業に発信してほしい内容として「社内の雰囲気や社員の様子」「選考スケジュールやフロー」「福利厚生」が挙がり、企業が発信するとマイナスの印象を持つ内容として「ダンス動画」「新入社員が踊る動画」が挙がっています(マイナビキャリアリサーチLab)。誰の反応が良いかは、Instagramインサイトの視聴者データ(年代・性別などの構成)で確認でき、プリセット期間を選んだうえでリーチしたアカウントが100件を超えると詳しい内訳が見られると案内されています。狙った年代・層に届いているかを、感覚ではなくこの数字で確認しながら投稿の型を調整していく進め方が現実的です。発信を止めずに続けるスケジュールの組み方は、インスタ予約投稿のやり方にまとめています。

応募が来ない会社に共通する原因と、募集投稿で守るルール

応募が来ないまま終わる会社を見ていくと、原因の多くは投稿の中身より前の段階、つまり「導線」と「続け方」に集中しています。

原因1:応募までの導線が1つに決まっていない。プロフィールを見た人が、DM・連絡先ボタン・採用ページへのリンクのどれで応募すればよいか分からないと、興味を持った人がそこで離脱します。

原因2:投稿とハイライトの役割が分かれていない。毎回の投稿だけに情報を詰め込み、ハイライトが空のままだと、後から来た人が過去の情報にたどり着けません。

原因3:単発で終わっている。募集がある時だけ数本投稿して止めてしまうと、インサイトの数字が貯まらず、届けたい相手に届いているかの検証もできないまま終わります。

募集投稿には6つの項目を書く

インスタで募集要項を載せるときは、職業安定法のルールに注意が必要です。厚生労働省は、インターネットやX等のSNSを含む広告等で労働者の募集に関する情報を提供するときは、虚偽の表示や誤解を生じさせる表示をしてはならないと説明しています。同じページの募集主向けQ&Aでは、募集広告に「募集主の氏名(又は名称)・住所・連絡先・業務内容・就業場所・賃金」の6項目を表示することを求めています。次の点が、採用担当者が迷いやすい箇所です。

迷いやすい点

厚生労働省のQ&Aの答え

募集要項へのリンクだけを載せてよいか

会社ウェブサイトの募集要項へのリンクだけでは、求人かどうかも含めて誤解を招く可能性があるため、募集情報を提供する広告等自体に6項目を記載する必要がある

連絡先をDMだけにしてよいか

電話番号、メールアドレス、または自社ウェブサイト上の専用の問い合わせフォームへのリンクのいずれかを記載する必要がある

住所はどこまで書くか

誤解を防ぐため、ビル名、階数、部屋番号まで記載する必要がある

賃金や就業場所の書き方

詳細まで同じである必要はなく、「時給1500円~」や「応相談」でも、記載があれば直ちに違反とはならないと考えられる(個別の判断になる)

ここに書いたのはQ&Aの要点です。実際の投稿の書き方は、社会保険労務士や労働局に確認してから決めます。インスタ採用でプロフィールの連絡先ボタンや採用ページへのリンクを用意すべき理由は、応募者の使いやすさだけでなく、このルールにもあります。

なりすましと炎上を防ぐ社内ルール

  • なりすまし対策:JALの採用アカウントのプロフィールには「なりすましアカウントにご注意」の注意書きがあります。厚生労働省も、SNS上の怪しい求人(いわゆる「闇バイト」)に注意するよう呼びかけています。自社アカウントの名称と、採用サイトに載せる公式アカウントの案内を一致させます。
  • 出演・掲載の同意:社員・内定者の顔や氏名を出す前に、本人の同意を書面やメッセージで残します。
  • 公開前の承認:誰がどの基準で確認するかを決め、募集条件を載せる投稿は人事責任者も確認します。
  • 発信を避ける内容:マイナビの調査では、企業が発信するとマイナスの印象を持つ内容として「ダンス動画」「新入社員が踊る動画」が挙がっています(前述)。

インスタ採用の成功事例|公表されている事例と大手の公式アカウントの作り

インスタ採用に絞った事例で、応募数などの数字を自社または官公庁が公表しているものは、2026年10月時点でまだ多くありません。この記事では、数字が確認できない事例を作り話で補うことはせず、確認できた範囲で紹介します。

厚生労働省が公表している「地域で活躍する中小企業の採用と定着 成功事例集」(令和5年度厚生労働省委託事業)には、SNS発信を採用活動に取り入れた中小企業の事例が収録されています(事例内では利用したSNSの媒体名までは明記されていません)。宮城県気仙沼市のアサヤ株式会社(漁具・漁業資材の卸小売、従業員83名)は、2022年に専任の採用担当者を置き、ハローワークの直接リクエスト機能や人事コンサルタントの協力などで採用を見直し、ホームページとSNSでの従業員紹介などの情報発信も進めました。事例集は、これらの取組の結果として2022年から通年で応募が50人に増加し、1年間で12名の採用を実現したと記載しています。SNSの従業員紹介の記事や画像は、人事コンサルタントの指導を仰ぎながら、採用担当者自身がすべて作成しています。応募の増加はSNS単独の成果としては書かれておらず、採用の進め方全体を見直した結果として報告されています。佐賀県小城市の株式会社九州パール紙工(紙容器製造、従業員138名)は、ECサイトの運営で副業人材の指導を受けながら、若手従業員の「高校生の採用にはSNSの活用が必須」という声からSNSの運用も始めました。営業担当などの従業員が協力して毎日更新し、求人資料にもSNSのQRコードを載せた結果、事例集は「応募者が増え、毎年3〜4名の高校生を順調に採用」「SNSでの発信は従業員のやりがいにつながり離職率も低下した」と報告しています。事例集が採用と定着のポイントに挙げているのは、副業人材のノウハウを若手に伝えるECサイトの運営と、SNSの活用による応募数の増加の2点で、成果は事業戦略の転換(ECサイトの運営)とSNS発信の組み合わせとして報告されているため、SNSだけの成果とは読めません。

2社に共通するのは、担当者や協力する従業員を決めて継続的に発信したこと、会社の実態(従業員の声や業務内容)を伝える内容にしたことの2点で、この記事で紹介した「応募が来る会社の条件」と方向性が一致しています。ただし、事例集に利用したSNSの媒体名は書かれていないため、インスタで同じ成果が出ると保証するものではありません。

JALとサイバーエージェントの公式アカウントに見る作り

大手企業では、自社で運用する採用の公式アカウントを確認できます。応募数などの成果は両社とも公表していないため、ここでは2026年10月4日にプロフィールで確認できた「作り」と、表示されている規模だけを紹介します。

項目

JAL(@jalgroup_saiyo)

サイバーエージェント(@ca_recruit_info)

アカウント名

JALグループ_新卒/キャリア採用

サイバーエージェント新卒採用【公式】

プロフィール文

「JALグループ採用アカウント」として、JALグループのお仕事・就活イベントの情報・採用情報などを発信すると明記

「27卒内定者がサイバーエージェントの情報をお届けします」と、発信する人を明記

プロフィールのリンク

JALの採用サイト

自社の新卒採用サイトの動画ページ

ハイライト

「先輩社員キャリアストーリー」

「YouTube」「社内の様子」「インターン」「公式情報まとめ」

注意書き

「なりすましアカウントにご注意」

表示なし

表示されている規模

投稿93件・フォロワー2.6万人

投稿354件・フォロワー1.1万人

2社の作りから、中小企業が取り入れられる点は3つあります。①プロフィールの文とリンクで、誰向けの何のアカウントで、応募の行き先がどこかを示すこと。②ハイライトに、社員・社内の様子・選考情報を常設すること。③誰が話すのか(内定者・先輩社員)を決めること。いずれも、この記事の前半で紹介したInstagramヘルプの機能だけで実現できます。

企業の側でも、Instagramへの導線は増えています。リブランディング株式会社が2026年9月29日に発表した調査では、同一企業21,002社の公式サイトのトップページにInstagramへのリンクがある割合は、2021年8月の19.7%から2026年9月には33.4%に増えたとされています。ただし、この調査が確認したのはリンクの有無だけで、運用の実態や応募への効果は調べていません。アカウントを持つだけでは差がつかなくなる分、上の3点のような作りと続け方が差になると考えられます。

SNS ENGINEでできること・向いている会社・始め方は「SNS ENGINEとは」で詳しく解説しています。

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インスタ採用の始め方とKPI|他のSNSとの違い・ハッシュタグ・リール

インスタ採用の始め方は、採用する職種と対象を決める、他のSNSとの役割を決める、プロアカウントを作る、プロフィールと募集の導線を作る、見る指標を決める、の5つの順番です。採用での成功は、フォロワー数ではなく、採用サイトへの訪問・説明会の申込・応募・入社後の定着で決めます。

採用で使うSNSの違い|10代・20代の利用率

総務省の令和7年度調査(13〜79歳の男女1,800人)で、10代・20代の利用率は次のとおりです。

媒体

10代の利用率

20代の利用率

採用での使い方の例(当社の整理)

Instagram

69.3%

82.6%

写真と短い動画で職場の雰囲気を見せ、ハイライトに情報を常設する

YouTube

95.0%

96.3%

長めの社員インタビューや会社説明を載せる

X(旧Twitter)

56.4%

73.4%

募集の告知やイベントの案内を素早く出す

TikTok

67.9%

61.5%

短い動画で会社を知ってもらう

LINE

96.4%

97.7%

応募後の連絡や説明会の案内に使う

Facebook

14.3%

23.4%

新卒より中途・経験者向けの情報発信を補う

出典は総務省の調査概要(PDF)です。利用率はInstagramが10代・20代で高い一方、YouTubeとLINEはさらに高く、インスタだけで採用を完結させる必要はありません。インスタで興味を持った人を、採用サイトや説明会の申込へ進める設計にします。

始め方の5ステップ

  1. 職種と対象を決める:新卒・中途・アルバイトのどれか1つに絞り、その人が知りたい情報を一覧にします。
  2. 他のSNSとの役割を決める:上の表のように、インスタは「雰囲気を見せる」、採用サイトは「条件を詳しく伝える」など、役割を分けます。
  3. プロアカウントを作る:Instagramヘルプでは、ビジネスアカウントは小売店・地域のビジネス・ブランド・サービス提供者に向くと説明され、連絡先ボタンやインサイトが使えるようになるとされています。プロアカウントは非公開にはできません。
  4. プロフィールと募集の導線を作る:連絡先ボタンと採用ページへのリンクを置き、募集条件を載せる投稿には前の章の6項目を入れます。
  5. 見る指標を決める:次の表から、週に1回見るものを3つ以内に決めます。

採用で見る指標(KPI)

見る場所

指標

採用での意味

Instagramインサイト

Views(閲覧数)・Viewers(閲覧したアカウント数と年齢層などの内訳)

届けたい年代に届いているか。年齢層などの内訳は、プリセット期間を選び、100アカウント超に届くと確認できる

Instagramインサイト

Interactions(いいね・コメント・保存・シェア)・Accounts engaged(フォロワーと非フォロワー別)

どの投稿の型が反応されるか。フォロワー以外にも届いているか

採用サイト・応募フォーム

採用ページへの訪問数、説明会・エントリーの数、「何で知りましたか」の回答

インスタが応募につながったか。Instagramの中の数字だけでは分からない

数値目標は、自社の直近の応募数と採用数を見てから、社内で決めます。この記事では目標値は示しません。

リール・ストーリーズ・ハッシュタグ・投稿の使い分け

企業がインスタ採用を外注・自動化するときの判断ポイント

採用のためのインスタ発信を社内で抱えるか、外に出すかは、単純な費用比較だけでは決められません。次の観点で自社の状況を確認してから決めるほうが、後から手戻りが少なくなります。

まず、投稿を止めずに続けられる本数と頻度を、担当者の他業務も含めて現実的に見積もります。次に、その頻度を守るために社内の誰が何時間を割くことになるかをおおまかにでも時給換算し、目に見えない人件費として扱います。そのうえで、外部に委託した場合の見積額と、委託によって浮いた時間を他の採用業務(面接対応や求人票の改善など)に回せるかどうかを天秤にかけます。

すでに採用説明会や社員インタビューを撮影した映像が残っているなら、ゼロから撮り直さずにそこから短い動画を切り出す方法もあります。長い映像を採用向けの短い動画へ組み直す具体的な手順は、YouTubeショートの作り方で説明しています。また、同じインスタグラムでも集客目的の発信は導線の作り方が異なるため、来店や問い合わせを増やしたい場合はインスタ集客の効果を別途参照してください。

代表コメント(株式会社PEACE 古澤)

インスタ採用で大事なのは、自社ならではの強みを、等身大で出すことです。魅力を伝えるのは、テキストより動画の方が向いています。米国の調査会社フォレスター・リサーチのジェームス・マキヴェイ博士は「1分の動画は180万語に相当する」と試算していて、日本ではWebページ約3,600ページ分とよく言われます。そして、嘘偽りなく伝えることがすごく大切です。入社してから「やっぱり違った」というミスマッチで悩んでいる会社は多いので。 自社の強みをどう出せばいいか迷ったら、一度相談してください。一緒に、自社ならではの強みを探すところから始めましょう。

よくある質問(FAQ)

インスタ採用は本当に成功しますか?

はい・いいえで答えられる質問ではありません。プロフィールから応募先までの行き先が1本に絞られているか、ハイライトに会社の情報が常設されているか、投稿が継続できているか、という3つの条件がそろった会社ほど応募につながりやすく、抜けがある会社ほど応募は来にくくなります。

インスタ採用の費用はどれくらいかかりますか?

自社で運用する場合は、担当者が発信に使う時間の人件費が主な費用になります。外部に委託する場合は委託先ごとに料金体系が異なり、一次情報で確認できた統一の金額はありません。まずは社内の対応時間を大まかに計算し、外部の見積もりと比べる進め方が現実的です。

応募が来る会社と来ない会社は何が違いますか?

多くの場合、①プロフィールから応募までの導線が1つに決まっているか、②ハイライトに会社の情報が常設されているか、③投稿を単発で終えず継続できているか、の3点の有無で差が出ます。この記事の「応募が来ない会社に共通する原因」で1つずつ確認できます。

新卒・中途・アルバイトのどれに向いていますか?

Instagramの利用率が高いのは若い年代のため、新卒・第二新卒・アルバイトの募集と相性が良い傾向があります。中途採用でも、現場の雰囲気を求職者に伝えたい職種であれば効果を期待できますが、年代によっては他の手段と組み合わせる判断も必要です。

就活生はインスタで企業を探しますか?

就活準備で使っているSNSとして、Instagramは32.7%で、LINE・Xに次ぐ3位でした(マイナビ・2026年卒対象)。ただし、インターンシップ・仕事体験の企業情報を調べるときに活用した情報源は就職情報サイトが86.2%で、企業の公式SNSアカウントは14.9%にとどまります。インスタは求人媒体を補う位置づけで考えるのが現実的です(マイナビキャリアリサーチLab・2026年10月4日確認)。

応募の入口はDMだけでもよいですか?

DMだけに絞らず、プロフィールの連絡先ボタン(電話・メール・道順を表示できます)や採用ページへのリンクも用意することをおすすめします。マイナビの調査では、就職活動で実名を伴うSNSを活用したくない理由として「人事担当者に調べられたくないから」が44.2%あり、個人のアカウントから企業へDMを送ることに抵抗を感じる学生もいると考えられるためです(マイナビキャリアリサーチLab・2026年10月4日確認)。

インスタ採用の成功事例には、どんな会社がありますか?

厚生労働省の事例集には、専任の採用担当者の配置やハローワークの活用、人事コンサルタントの協力などの見直しで通年の応募50人・1年間で12名を採用し、SNSでの従業員紹介も行っているアサヤ株式会社、ECサイトの運営とSNS発信の組み合わせで毎年3〜4名の高校生を採用している株式会社九州パール紙工が載っています(利用したSNSの媒体名は書かれていません)。大手では、JALやサイバーエージェントが採用の公式アカウントを運用していますが、応募数などの成果は公表されていません。

インスタ採用のKPIは何を見ればよいですか?

インスタの中ではViews・Viewers・Interactionsなどを見て、届けたい年代に届いているかを確認します。そのうえで、採用ページへの訪問数、説明会の申込、エントリー数、応募フォームの「何で知りましたか」を、自社側の数字として見ます。目標値は自社の直近の実績を見てから決めます。

インスタで募集するとき、何を書く必要がありますか?

厚生労働省のQ&Aでは、SNSを含む募集広告には、募集主の名称・住所・連絡先・業務内容・就業場所・賃金の6項目を記載する必要があるとされています。募集要項へのリンクだけでは足りず、連絡先は電話番号・メールアドレス・自社サイトの専用フォームへのリンクのいずれかが必要です。詳しくは社会保険労務士や労働局に確認してください。

採用のハッシュタグは何個付ければよいですか?

公式ヘルプでは、1つの投稿に付けられるハッシュタグは最大5個です。会社名・職種・地域など、探されそうな語を選びます。

インスタ採用に着手する場合、最初の一歩は何にすればよいですか?

社内で継続して発信できる見込みがあるなら、まずは予約投稿やハイライトの整理といった作業をSNS ENGINEのようなツールで軽くするところから始めるのが現実的です。採用業務そのものに手一杯で発信まで手が回らない場合は、どこまでを任せられるか運用代行・運用支援に相談してみるのも一つの道です。インスタに限らず複数の手段を比較しながら決めたいなら、無料トライアルでまず動かしてみて、自社に合うかどうかを見極めることもできます。

まとめ

  • インスタ採用は媒体を使うだけで成功する施策ではなく、プロフィール・ハイライト・投稿の作り込みの差で結果が分かれる
  • 求人媒体・Indeed・人材紹介・リファラル・自社採用サイトとは、お金が出ていくタイミングも回収の仕方もそれぞれ違うため、インスタ単体で採否を決めるのは早計
  • 応募につながっている会社は、連絡先ボタンや採用ページへのリンクで行き先を1本に絞り、ハイライトで会社の情報を常設し、投稿を止めずに続けている
  • インスタに限定した公表事例はまだ少ないものの、厚生労働省の事例集には、専任の採用担当者・ハローワークの活用などの見直しで通年応募50人・年12名採用に至り、SNSでの従業員紹介も行っている会社や、ECサイトの運営とSNS発信の組み合わせで毎年3〜4名の高校生を採用している会社が載っている(SNSの媒体名は書かれていない)。JALやサイバーエージェントは採用の公式アカウントを運用しているが、応募数などの成果は公表していない
  • 始め方は、職種と対象を決め、他のSNSとの役割を決め、プロアカウントを作り、プロフィールと募集の導線を作り、見る指標を決める。募集投稿には、名称・住所・連絡先・業務内容・就業場所・賃金の6項目を書く
  • 社内で抱えるか外に出すかは、料金の高い安いだけでなく、発信を続けられる社内体制があるかどうかまで含めて見極める

まずは自社のプロフィールから応募までの導線が1つに決まっているかを確認し、決まっていなければそこから直してみてください。

更新日:2026年10月4日 一次情報確認日:2026年10月4日

運営:株式会社PEACE

出典(一次情報・確認日:2026年10月4日)

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