切り抜き動画の作り方は?企業が自社の長尺動画から作る手順と時間の目安
切り抜き動画の作り方は、長尺動画から使う場面を選び、カットして字幕を付け、投稿先に合わせたサイズで書き出す5ステップです。自社のセミナーや社長の話、長いYouTube動画を、短い動画に作り直して使いたい企業のSNS担当者向けの記事です。他人の動画を切り抜く副業の話はしません。
一番時間がかかるのは、どこを使うかを選ぶ工程です。PEACEの目安では、人が手作業で選ぶと、素材の長さの2〜3倍の時間を見ておきます。AIの切り抜きツールを使うと、この工程は「候補から選んで直す」仕事に変わります。以下、手順、どこを切り抜くか、手作業とAIの時間の違い、人が確認する所、許可と著作権の順に説明します。ツールの種類の選び方はYouTube切り抜きツールの選び方で扱っています。
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切り抜き動画の作り方|企業が自社の長尺動画から作る5ステップ
切り抜き動画とは、セミナーや説明会、インタビューなどの長い動画から、見せたい部分だけを短く切り出し、字幕を付けて仕立て直した動画です。元の動画をそのまま出さず、要点や見どころだけを抜き出す点が違いです。
作り始める前に、次の4つをそろえます。
- 元の動画:自社が権利を持つ動画。セミナーやウェビナーの録画、社員インタビュー、商品説明の動画など
- 編集する道具:スマホまたはパソコンと、編集ソフトかアプリ
- 公開先のアカウント:YouTube、Instagram、TikTokなど
- 社内の確認者:公開してよい発言かを見る人
人が手作業で作る場合の流れは次のとおりです。

- 元の動画を用意する:自社が権利を持つ動画のファイルを手元に置きます。
- 使う部分を選ぶ:元の動画を見ながら、切り出したい発言や場面に印を付けます。いちばん時間がかかる工程で、PEACEの目安では素材の長さの2〜3倍の時間を見ておきます。
- カットする:選んだ部分だけを編集ソフトに並べ、言い直しや長い間を切ります。
- 字幕・テロップを入れる:音を出さずに見る人も多いため、字幕は基本的に付けます。
- 投稿先のサイズで書き出す:縦長を基本に、出す先に合わせて書き出します。
YouTubeでショートとして扱われるのは、正方形か縦長で、3分以内の動画です。2024年10月15日以降に上げたものが対象です。ほかの媒体に出すときの書き出しは、YouTubeショートの作り方でも説明しています。
元の動画ファイルの取り込み方
元のファイルが社内に残っていれば、それを編集ソフトに入れるのが最も画質を保てます。自社のYouTubeチャンネルにしか元のファイルがないときは、YouTube Studioの「コンテンツ」で動画を選び、メニューから「ダウンロード」を選びます。YouTubeヘルプによると、ダウンロードできるのは自分がアップロードした動画で、画質は720pまたは360pのMP4になります。他のユーザーがアップロードした動画はダウンロードできません。
スマホだけで切り抜き動画を作る手順
スマホだけで作る方法は、自社のYouTube動画を使う方法と、動画ファイルを編集アプリに入れる方法の2つです。
方法A:YouTubeアプリでショートにする
- YouTubeアプリで、自社チャンネルの公開動画を開く。
- 動画ページの「リミックス」メニューにある「ショート動画として編集」を開く。
- 動画の中から、60秒以内の使う部分を選ぶ。
- テキストやフィルタを加え、タイトルを付けて公開する。
作ったショートは元の動画にリンクされ、この機能を使えるのは元の動画の制作者だけです。音楽や音声を足したいときは、このやり方ではオーディオライブラリが使えない点に注意が必要です(YouTubeヘルプ)。
方法B:動画ファイルを編集アプリに入れる
動画ファイルをスマホに保存し、CapCutなどの編集アプリで、分割、字幕、書き出しまで進めます。自動で付く字幕には誤りが出ることがあり、CapCutのヘルプでは、誤った単語を編集画面で直せると案内されています。アプリの素材には、個人・非商用のみのものと商用利用できるものがあります。企業の公式アカウントに出す動画では、使う素材の利用規約を先に確かめます(CapCut素材ライセンス契約)。
切り抜き動画をAIで自動作成する手順
AIの切り抜きツールを使うと、「使う部分を選ぶ」「カットする」「字幕を入れる」の下書きまでをツールが行います。ゼロから映像を作るAI動画生成とは別の方法です。流れは次のとおりです。
- 元の動画を読み込む:自社が権利を持つ長尺動画をツールに入れます。
- AIが候補を出す:切り抜きに使えそうな場面を、AIが分けて見せます。
- 人が使う場面を選ぶ:候補を見て、出す場面を担当者が決めます。
- 字幕とテロップを直す:自動で付いた字幕を見て、違う所を直します。
- サイズを選んで書き出す:出す先に合わせた縦型の動画を書き出します。
候補の出し方はツールごとに違います。種類の違いと選ぶときに見る点はYouTube切り抜きツールの選び方に、編集全体をAIにどこまで任せられるかは動画編集AIのおすすめと自動化の範囲にまとめています。
YouTubeの公式機能(ショート動画として編集)でも、切り抜く場面を選ぶのは人です。長尺動画の全体から見どころを探して何本かに分ける作業までツールに任せたいときは、AIの切り抜きツールを使います。
切り抜き動画はどこを切り抜く?企業の担当者が選ぶ場面の基準
PEACEは、切り抜きの役目を、長尺動画への入口だと考えています。そのため、見る人がいま気になっている話題や、関心の強いテーマの部分を選びます。「続きを見たい」「この人の話をもっと聞きたい」と思ってもらえれば、長尺を見に来てくれるからです。
長尺の動画を最後まで見てくれるのは、濃いファンや、悩みや課題を強く解決したい人だとPEACEは見ています。そういう人は、問い合わせや採用エントリーにもつながりやすくなります。切り抜きで入口を作り、長尺で深く知ってもらう流れです。
場面を選ぶときは、次の点を見ます。
- よく寄せられる質問に、はっきり答えている場面
- 見る人の悩みに、結論を言い切っている場面
- 前の話を知らなくても、そこだけで意味が通じる場面
- 答えの手前で区切れて、続きを長尺で見てもらえる場面
企業の場面ごとに、選び方と確認の例を整理します。
企業の場面 | 切り抜く場面の例 | 切り抜くときの確認 |
|---|---|---|
採用 | 社員が仕事のやりがいを一言で語る場面 | 本人の同意、社内の事情に触れていないか |
セミナー・ウェビナー | 講演の結論や、質疑応答でいちばん聞かれた答え | 登壇者の許可、他社名や資料の扱い |
商品説明・デモ | 使うと何が変わるかが分かる場面 | 効果の言い方に根拠があるか、条件の注釈が切れていないか |
切り抜き動画の作り方|人が手作業で作る場合とAIで作る場合の時間
時間が大きく変わるのは、どの場面を使うかを決める工程です。PEACEの目安を、工程ごとに並べます。測った数字ではなく、支援の現場での目安です。
工程 | 人が手作業で作る場合 | AIの切り抜きツールを使う場合 |
|---|---|---|
使う場面を決める | 素材を頭から見て決める。素材の長さの2〜3倍の時間を見ておく | AIが分けた候補を見て選ぶ |
切り出し・字幕・テロップ | 切り出しからテロップまでの編集で、1本あたり1時間ほど | ツールが付けた字幕とテロップを、人が見て直す |
複数の媒体に出す | 媒体ごとに書き出して投稿する | ツールの機能に合わせて、媒体ごとのサイズで書き出す |
一方、SNS ENGINEの公式サイトには、1時間分の素材から約10本のショート動画ができるという目安があります。元の動画の中身や設定しだいで増減し、本数は保証されません。2026年10月26日に公式サイトで見た内容です。できた動画は、人が内容を確認して編集してから投稿します。
本数の見方や、自社の動画で試すときの数え方はYouTube切り抜きツールの選び方に書いています。
AIの切り抜き動画は、企業の担当者が何を確認して直す?
AIが作った動画は、人が見て直してから投稿します。AIが用意するのは候補と下書きまでです。公開してよい内容かどうかは、人が決めます。
PEACEの支援の現場では、投稿の前に、お客様のコンセプトに沿った内容になっているか、テロップに誤字や脱字がないかを見ます。ここから先の確認は、業種によって変わります。
AIが出した候補で、実際に直すのは、社名や専門用語の字幕の違いです。そのほか、テロップが少しずれていて気になる所があれば編集します。背景画像を用意して、あとからタイトルだけをテロップで入れることもあります。
見る所 | 直す内容の例 |
|---|---|
社名・専門用語の字幕 | 音声から付いた字幕が、正しい表記と違う所を直す |
テロップのずれ | 表示のタイミングがずれていて、気になる所を編集する |
背景とタイトル | 背景画像を用意し、タイトルだけをテロップで入れる |
コンセプトと誤字・脱字 | 会社が伝えたいことからずれていないか、誤字や脱字がないかを見る |
出してよい内容か | 社外に出してよい発言か。前後を切って意味が変わっていないか。映り込んだ書類や顔はないか |
社名や専門用語の正しい表記を一覧にして共有しておくと、字幕の確認が早く済みます。最後に公開を決める人は、使い始める前に決めておくと、投稿が止まりません。
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自社の動画でも許可は要る?切り抜き動画の著作権の注意
自社が権利を持つ動画なら、切り抜いて公開するかどうかは自社で決められます。そのうえで、次の3つは別に確かめます。
- 出演者:社外の登壇者やゲストが映る場合は、別の媒体にも出すことを伝えて、了承をもらいます
- 外に頼んで作った動画:制作を委託した動画は、文化庁の著作権テキストによると、実際に創作した受注者側が著作者になるのが原則です(映画などの動画には別の決まりもあります)。契約の利用範囲を確かめます(文化庁の著作権テキスト)
- BGMや画像:別の媒体に出す場合にも使える条件かを確かめます
他社や配信者の動画を切り抜くときは、権利者の許諾を得るのが基本です。YouTubeの著作権のヘルプでも、安全に使う選択肢の一つに、使用許可を得ることが入っています(YouTubeヘルプ)。「引用」にあたるかどうかは、文化庁の著作権テキストにあるように、主従関係、明瞭区分性、必然性などの条件を見て個別に判断されます。迷う場合は、自社の動画から始めるのが確実です。
ショート動画づくりを楽にするなら|SNS ENGINEのAI切り抜き
企業のショート動画は、セミナーや社員インタビューなど1本の長い動画から何本も切り出すと、撮影を増やさずに本数をそろえられます。ただ手作業では、長い動画の中から「どこを切り抜くか」を選ぶ作業に一番時間がかかり、縦型への編集や字幕付けも1本ずつ必要です。
SNS ENGINEは、株式会社PEACEが提供する、AI動画切り抜きと複数SNSへの投稿管理をまとめたSNS運用ツールです。その中心にあるのがAI切り抜きで、次の作業をまとめて行えます。
- 素材を入れる:動画ファイルを取り込むか、YouTubeのURLを入れるだけで始められます。
- 見どころを選ぶ:AIが動画の見どころを抽出し、切り抜きの候補を作ります。
- 縦型にして字幕を付ける:縦型ショートに変換し、タイトル・字幕・テロップも自動で付けます。
- 投稿文を用意する:動画の内容をもとに、SNSごとの投稿文(キャプション)をAIが下書きします。
できあがったショートは、そのままYouTube・TikTok・Instagram・Xなど最大10媒体へ予約投稿できます。
人が行うのは、AIが作った候補の確認と調整です。素材1時間から約10本が生成本数の目安です。7日間の無料トライアルでは、元動画を合計60分まで使ってAI切り抜きのすべての機能を試せます。
SNS ENGINE|AI切り抜き
1時間の動画から、
ショートを約10本。
- 素材1時間から(目安)約10本
- トライアルで試せる元動画合計60分
- 無料トライアル7日間
代表コメント(株式会社PEACE 古澤)
切り抜き動画づくりで一番時間がかかるのは、素材の「どこを使うか選ぶ」作業です。PEACEでは背景素材を用意しておき、切り抜きはSNS ENGINEで作っています。この選ぶ作業をAIに任せられるのが、一番大きいと感じています。 まずは手元の長尺動画を1本、AIに切り抜かせてみてください。選定の時間がどれだけ減るか、すぐに分かると思います。
よくある質問(FAQ)
スマホで切り抜き動画を作るには?
自社のYouTube動画があれば、YouTubeアプリだけで、60秒以内のショートを作れます。動画ファイルがあるなら、CapCutなどの編集アプリで、分割、字幕、書き出しまで進められます。手順は「スマホだけで切り抜き動画を作る手順」にまとめています。
切り抜き動画はAIで作れますか?
作れます。AIの切り抜きツールは、長尺動画から使えそうな場面の候補を出し、字幕を付け、縦型で書き出すところまでを行います。どの場面を使うか、社外に出してよい内容かは、人が決めます。
無料で切り抜き動画を作れるアプリはありますか?
YouTubeアプリのショート作成、CapCut、パソコン向けの編集ソフトなどがあります。無料で使えることと、企業が商用で公開できることは別なので、使う素材の利用規約を確かめてください。AIの切り抜きツールを選ぶときは、無料の試用に自社の動画を入れ、使えそうな本数と直す手間を見ておくと選びやすくなります。
自社の動画を切り抜くのは違法ですか?
自社が権利を持つ動画であれば、切り抜くこと自体は自社で決められます。出演者の了承、外に頼んだ動画の契約、BGMなどの権利は、別に確かめます。他社や第三者の動画は、権利者の許諾を得るのが基本です(引用にあたるかは個別に判断されます)。
まとめ
- 切り抜き動画の作り方は、元の動画を用意し、使う部分を選び、カットし、字幕を入れ、投稿先のサイズで書き出す5ステップ
- 一番時間がかかるのは、使う場面を選ぶ工程。PEACEの目安では、人が手作業で選ぶと素材の長さの2〜3倍、編集は1本1時間ほど
- AIを使うと、選ぶ工程が候補から選ぶ仕事に変わる。SNS ENGINE公式サイトの目安は、素材1時間から約10本(保証はされない)
- 切り抜きは長尺への入口。見る人が気になる話題や、関心の強いテーマを選ぶ
- 投稿前に人が見るのは、コンセプト、誤字・脱字、社名・専門用語の字幕、テロップのずれ、出してよい内容か
- 自社の動画でも、出演者の了承、外に頼んだ動画の契約、BGMなどの権利は確かめる
まずは自社のセミナー録画や採用インタビューなど、すでにある長尺動画を1本選んで始めてみてください。
更新日:2026年10月28日
運営:株式会社PEACE
出典(一次情報・確認日)
・YouTubeヘルプ「アップロードした YouTube 動画をダウンロードする」|確認日 2026年10月28日|自分がアップロードした動画は720pまたは360pのMP4でダウンロードできる。他のユーザーの動画は不可
・YouTubeヘルプ「動画から YouTube ショート動画を作成する」|確認日 2026年10月4日|自社の長尺動画から60秒以内の部分を選ぶ。元動画にリンク。元の動画を制作したクリエイターのみ編集可。オーディオライブラリは使えない
・YouTubeヘルプ「3 分間の YouTube ショートについて」|確認日 2026年10月4日|2024年10月15日以降、アスペクト比が正方形または縦長で3分以内の動画がショートに分類される
・YouTubeヘルプ「著作権とは」|確認日 2026年10月28日|著作権で保護されたコンテンツを使う方法の一つとして、他者のコンテンツの使用許可を得ることが挙げられている
・CapCutヘルプ「CapCutで不正確な自動キャプションを修正するには」|確認日 2026年10月4日|自動キャプションは誤認識することがある。誤った単語は編集画面で修正できる
・CapCut Materials License Agreement(素材ライセンス契約)|確認日 2026年10月4日|個人・非商用のみの素材と、商用利用可の素材がある。最終更新2026年1月22日
・文化庁「著作権テキスト 令和6年度版」|確認日 2026年10月10日|作品づくりを委託した場合の著作者の考え方、著作権法第32条にもとづく引用の要件(主従関係・明瞭区分性・必然性)
・SNS ENGINE公式サイトの切り抜きの説明|確認日 2026年10月26日|1時間分の素材から約10本が目安。内容や設定で変わり、本数は保証されない
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